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新年あけましておめでとうございます。

本年も、昨年の思いを胸に、新たな挑戦を続けていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 

昨年11月18日 産経新聞掲載記事「ひと」より
 
 岡山で「着物を普段着にプロジェクト」提唱  那須 七都子さん(49)
 

 「国産デニムは世界に発信できる岡山の文化。気取らない、岡山らしい普段着の和装に生かしたかった」

 デニム生地、畳縁、真田紐は岡山県倉敷市・児島の特産品だが、これらを結び付けた華やかで実用的な着物帯「児島帯」を考案したのはこんな動機だという。

 着付け教室主宰。帯の変わり結びなどを提案する一方で、数年前からメークアップアナリストや画家などの仲間とともに「着物を普段着にプロジェクト」(KFP)を提唱している。

 岡山からの「和文化」発信という日ごろの活動から、10月には岡山県呉服専門店会(近藤典博会長)から第25代岡山きもの文化人“きもの博士”に選ばれた。

 「岡山独自の持ち味を地元の人が気づいていない。着物も正統派の京都に対し、普段着文化の拠点都市があってもいい」

 神戸市出身。奈良大文学部文化財学科を卒業後は、兵庫県教委などを経て岡山県古代吉備文化財センターで遺物の保存処理に従事。20代半ばで県職員の夫と結婚し、退職。本格的に岡山で暮らし始めた。

 「家庭に入り、教養のひとつとして着付けを学ぶ中で、結び方ひとつで表現力に富む帯の魅力の虜になった」

 昨年、京都で和文化の集いに参加する機会があり、「岡山らしさの発信を」と地元繊維産業特産品の“合体”を思いついた。「児島帯」は大反響を得て、今年商標登録し、商品化した。

 「発信する形はできた。でもハートはどうだろう」

 外国人観光客の急増で倉敷美観地区などは「京都にはない町並み」として人気だが、「ふれあいの中で魅力となる、岡山らしい和のおもてなし文化は育っているのか」が現在の課題。

 今月、知人を訪ねて岡山に立ち寄った京都・島原の太夫から「和のおもてなし」を学ぶイベントを安価で計画し、花街とは縁遠い若者ら約60人の参加者らから「古くて新しい世界を知った」と絶賛された。

 「帯は結ぶもの。人と人、街と街、過去と現在、そして未来も結べそう。次はどんな発信をしようかしら」