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岡山県内19,921名の新成人のうち、14名と早朝から楽しい時間を過ごさせていただく。
 
前日の着つけ準備から、もう楽しい時間は始まっていて。

この可愛いピンク色はどんな子が袖を通すのだろう・・・

これを選んだ子はちょっと大人っぽいのかな、なかなか渋い色だなあ・・・

そんな想像をしながら、そして今日を楽しみに待つ。
 

その中で、お祖母さま時代とも違う、お母さま時代とも違う雰囲気のものが。

着物は流行がほとんどない、と言われるが、それでも少しはあって。

聞けばそれは、10歳年上のお姉ちゃんから貰ったものだ、と彼女は言った。
 

お姉ちゃんは、それはそれはこだわってその一枚を選んだのだという。

当時10歳だった妹は、その長~いお買い物に付き合った記憶があると言った。
 

成人式が終わると、「次はあんたがこれを着るんよ」と妹に言ったらしい。

折に触れ、ずっと言い聞かされ、言い含められてきたので、彼女は呉服店や展示会に行くこともなく(というよりも行きにくくて?)今日を迎えた。
 

それは、白の地色がとても美しい着物だった。

お顔立ちが違っても、きっとどんな人にも似合いそうな、品の良い絵柄だった。

シミひとつなく10年、守られてきた感じがした。
 

「あんなにこだわってこだわってこだわり抜いて選んだ着物なのに、お姉ちゃんが成人式以外で着ているのを見たことがない」と彼女は笑っていたが。
 

親から子へ、子から孫へと繋がる思いもある。

姉から妹へ、と繋がる思いを今日見せてもらった。