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一年余かけて、岡山に京都嶋原の太夫をお呼びする機会をつくってきた。

回を重ねるうちに、どうしてもやってみたい…と思うようになった会がある。

それは太夫と本音で話す「女性だけ」の会。
 

太夫と個人的にお付き合いさせていただくようになって、人としてまた女性の先輩として、尊敬する部分をたくさん見せていただいた。

400年以上続く伝統を守り、それを後世に伝えていく・・・並大抵の覚悟と仕事ではない。

でもそれを、女性らしい柔らかな発想で成し遂げて行こうとする姿勢に、背負うものは違えど、同じ働く女性として学ぶものはたくさんある、と気づいた。

これを私が独り占めするのはもったいない!

女性同士で語り、女性目線での(するどい)質問も気軽に飛び交い、ざっくばらんに話をする機会があったらよいのではないか・・・

元祖キャリアウーマンともいえる存在であり、その長い歴史と文化を後世に伝えようと挑み続ける太夫と語り合う時間は、これからの時代を生き抜く私たち女性にとって、大きな意味を持つと思った。

その思いに賛同してくださる女性が集まってくださり、それは賑やかな会となった。
 

太夫の芸能を始めて目の当たりにしたときの衝撃を、今も忘れない。

現在では京都で5人、いや日本で5人、いや世界に5人しかいない芸の最高峰「太夫」。

その圧倒的で存在感ある芸能を前に、その場の全員が唾を飲み込むのも忘れてただただ見入っていた。

歴史、文化、芸術性・・・これは後世に残さなければ・・・

そんな思いは、私が日本人だからだろうか。日本人の血が騒いだ、といった感じだろうか。
 

それでも、私の人脈でお声かけ出来る範囲はたかが知れている。

太夫の存在自体日本人が忘れてしまいかけているこの状況を、少しでも好転させる方法はないか。

脳裏に浮かんだのは、女性のネットワーク、女性のコミュニケーション力。

この感動をそれぞれが持ち帰り、共有できる仲間に伝えてほしい。

そこから・・・何かが広がる!
 
 

会の参加者の中から後日、嬉しい連絡をいただいた。
 

「私は、地元で着物イベントを定期的に開催しています。皆さんにぜひ太夫の芸を見てもらいたい。太夫をお呼びして、イベント活性に繋げられないかと」
 
・・・きたーっ!
 
「喜んで全力でお手伝いさせていただきます!」と、即答させていただいた。
 
 

また、「女性だけの会」で、太夫の活動をご紹介した際に。

私が昨年参加した、京都の町衆文化「お化け」を気持ち悪い?芸妓姿の写真付きで面白おかしく説明した。

興味を持ってくださったかたがいて。

今年の2月3日は岡山から4名で京都へ行くことに。
 
・・・楽しんでくださる仲間が増えたーっ!
 
「お化け」は福の神。たくさんの福豆を、日本の良き伝統文化の種を、岡山にも一緒に蒔きましょう。