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禿(かむろ)たちは8~9才。

ゆいなちゃん、みうちゃん、ことのちゃん、りのちゃん。

私の「お化け」メイクがよっぽどおもしろ怖いからか、やたらと寄ってくる。

そういえば、私が今回着ている着物は、私がこの子達くらいの年齢の時に着ていたものだ。
 

2月3日節分の日。

昔はこの日が大晦日だったそうだ。

明日の立春である新年に恵方が変わるため、神様がバタバタと大移動しているその隙を狙って。

地獄から魑魅魍魎がはい出してきて、人に取りつくと信じられていた。

その悪霊たちから身を守るため、いつもの自分ではない、別の人に「化け」てやり過ごす、それが「お化け」という町衆文化。

昔は全国どこでもあったのかもしれないが、今は京都花街の芸妓さんたちが日ごろお世話になっている旦那衆へのおもてなしの一環、のようになっている。

でもこれは町衆文化、それでは文化が廃れてしまうと、京都嶋原・末廣屋の司太夫は20年前から誰でも参加できるイベントとして活動を始めた。

今回は30名を超すさまざまな「お化け」たちが集合、神社仏閣、縁日などを回って、道行く人に福豆を配り、福を授けながら京都の街を練り歩いた。
 

今年、禿たちが参加しているのは、日曜日で学校がお休みということもあるが。

これは、司太夫が子供に体験させることで文化の大切さ、文化を守り育てていくことを伝えたかったからだろうと思った。
 

昨年は岡山からは私一人の参加だったが、ことしは4倍!

文化を守るために「伝える」という形で一助となれただろうか。
 

そして、40年ぶりに引っ張り出してきた私の七五三の着物。

十三参りくらいの年までは着ていたような気もするが、この年で着ることになろうとは思いもしなかった。

シミはあるものの、生地のくたびれを感じることもなく、見ているだけで、あのとき綺麗に着せてもらって嬉しかった、子どものころの思い出がよみがえる。
 

着物文化の一助にもなれただろうか。
 
 

・・・それよりも、なんといっても「お化け」は楽しい!