やわらかな琴の音色が講堂を包んでいる。
学芸館高等学校の入学式では恒例の、箏曲部による生演奏。
新入生と親御さんが真剣に聞き入っている。
筝曲部の皆さんの着付けをさせていただいた。
今年もまた、全員違う帯結びをさせていただく。
昨年は、友達同士写真を取り合いっこして、ワーキャーとはしゃいでいたが、今年のメンバーはちょっとおっとり型。
はにかみながら、うふっといった感じ。
それが、ほとんど全員が岡山学芸館清秀中学校の生徒さんだと聞いて、まーびっくり。
14歳前後とはとても思えないほどの落ち着きよう。
そんな性格が「音」に表れたかのような、優しい優しい琴の音だった。
演奏を聴いて、箏曲部に入りたい!と思ってくれた子はいただろうか。
日本文化を感じてくださった親御さんはいらっしゃっただろうか。
新しい門出の日に、こんなシーンはとてもふさわしい。
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