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出張の荷造りをしていた夫の手が止まった。

アイロンを当てたカッターシャツ、さて、どうやってシワにならないように持っていこう。

ボストンバッグとにらめっこしている。
 

クリーニング店に出せば、ぴちーっとビニール袋に入れて仕上がってくるので、それをストンと縦に詰めればよい。

が、おうち洗濯・おうちアイロンの場合は・・・皆さんはどうしているのでしょうね?
 

他の支度をしてもらっている間に、私はごそごそとバッグの中を確認した。

ハンカチ・タオル・下着類。

よし、これだけあれば大丈夫。

カッターシャツをきちんとたたみながら、折り線がつきそうな部分に下着を、シワになりそうな部分にハンカチを詰める。

衿はくるくる巻いたタオルを芯にして入れ、最後はナイロンでパッケージ。

一枚のカッターシャツの中に、すべての布類を詰めものにしたお着替えパックが出来上がった。
 

…昔もこんなことやってたなあ、とふと思いだし笑い。

学生の頃、発掘で出土した土器、木器、鉄器類の遺物を、搬送や保管するのに「養生」していた。

こんなふうに、隙間には養生用の布団を詰め物にして入れてたっけ。
 

それに。梱包や崩れない詰め方には、ちょっと自信がある。

義母とスーパーで買い物したら、いつも空き段ボールをもらってそれに詰めて帰る。

スーパーカゴに盛られた量がピッタリ収まる大きさの箱を選んでくるのはお手のもの。

崩れたり斜めになることなく、柔らかいものを痛めることもなく、スイスイと詰めて行くのは、長年の嫁修行のたまもの。

あるとき、隣の奥さんが手を止めてじいーっと私を見ていて、「・・・あんた、上手じゃなあ」。

それが聞こえたのか、レジ近くの奥さん達が近づいてきて私を観察していたようで、気がつけばちょっとした人だかりスポットになっていた。

段ボール箱にきっちりとすべてが収まった瞬間、拍手をもらって、おおっこんなに見られていたのか!と驚いたことがあった。
 
 

これも、昔取った杵柄だなあ。

日常に役に立てられたら、高かった学費も無駄じゃないわ、ははは。
 

さて、夫は今朝、シワのないカッターシャツを気持ちよく着ることが出来たろうか。