IMG_8500 やりたいことが全部できた~!! 楽しかった~!!
ウェディングパーティーを終えた後、宿泊のお部屋での二人の第一声だった。楽しいけれど緊張を重ねてきた、その時間からの解放と満足感。いろんな思いが高まって、ホーっとした瞬間の笑顔とその言葉。私にとって一番嬉しい言葉を聞かせてもらった。
私はここではアテンドさんと呼ばれている。結婚式当日、最初から最後まで新郎新婦の一番近くに控えるスタッフだ。だからこそ、二人の気持ちがよく見える。今どれくらい満足しているか、緊張しているか、嬉しい感情が込み上げ泣きそうな瞬間など、すべてがわかる。この二人は、ホテル入りした初対面の時すでに、『ゲストの皆さん、親御さんにとにかく楽しんでもらいたい! サプライズで喜ばせたい! そんな楽しい思い出をいっぱい持って帰ってほしい!』に満ち溢れていた。となれば、スタッフも一緒に楽しむことが大切と私は考えている。特に私は二人のそばにいる。スタッフだからこそ、最初に二人のテンションを上げ、ゲストにこう感じてもらいたい、と願うワクワク感を一緒に持ち、オ・モ・テ・ナ・シ  のサポーターにならなければ。

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海からヨットでの挙式入場。波にあおられ、甲板に座り込んだ新婦を支えた時はヒヤッとしたが、ヨットが艀に近づくころには、ビーナスのようにスックと立たずむ彼女の姿は本当に美しく、ゲストからの「おおーっ!!」という叫び声はヨットの船底まで聞こえてきた。
誓いのkissは、まるで映画のワンシーン。二人をよく知っているゲストからは、あっぱれ!といった感の万雷の拍手が鳴り止まない。
今では少なくなったが、しっかりとお姫様ダッコも。リハーサルでは、確かその場で抱き上げるだけのはず……。拍手喝さいを浴びた新郎は、それに応えてダッコしたまま室内へ。どこまでも期待に応えたい、との思いが伝わってくる。
パーティーでも、花火の打ち上げなどサプライズの連続。極めつけは、新郎から新婦への薔薇の花のプレゼント。
2本の薔薇の花言葉、3本の、6本の、そして11本の、次々増える薔薇と花言葉……。驚きと嬉しさでクシャクシャになっていた新婦は、思わず新郎の首に抱きついた。あまりにも可愛いその姿は、ゲストのみならずスタッフにも、今日をしめくくるに相応しい最高の幸せ感を運んでくれた。
それだけでも二人に感謝がいっぱいだったのに、最後の最後に、こちらが泣かされてしまった。ゲストの皆さんをお見送りしたときのギフト、何だか多いな…と思っていた。
「これは私たち二人からのお礼です。」
最初からスタッフの分まで用意してくださっていた。サプライズで楽しませる心のコアは「真の優しさ」だ、と二人を見て感じた。ここまで気配りの行き届いた二人のそばで今日を過ごせたことに、心から感謝した。