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~「地域活性化と和文化伝承」のための先斗町・和の集い~

先日、100名が歌舞練場の舞台で着物を披露するショーがあった。
 

知人から誘われたとき、私はまずチラシの “地域活性化” の文字が一番気になった。

京都は着倒れの町、と言われるほどの着物の町。

その京都でも、和の文化や着物を伝承していくために、いろんなイベントを開催しながら意識を持ち続ける努力をしているのかと。

 

そう思ったときに、私にはひらめくものがあった。
 

岡山には “繊維の街” と呼ばれる倉敷市児島がある。

ご縁あって私はその町で、着つけレッスンをさせていただいている。

その地になんのゆかりもなく、そして知人さえいなかった私だったが、月日が経つにつれ、児島が「繊維の街」と呼ばれる所以や、その産業に携わる人、職人魂のようなきりっとした一本筋を感じるようになるのに、さほど時間はかからなかった。
 

それは、私も着物や帯という “繊維” に関わる毎日を過ごしているからかもしれない。
 

ずっと気になっていた。

・国産ジーンズ発祥の地

・真田紐が伝承、生産されている地

・たたみ縁(べり)生産は日本一

児島はこんなに素敵な繊維があるのに、私がモットーとしている「くらしの中に“きもの”を増やすお手伝い」の中には、ほとんど入ってないのがずっと残念だった。

 

・・・ならば、入れてしまおう。

そう思ったきっかけが、着物ショーだった。

ショーの目的の一つが「地域活性化」だったからだ。

 

児島が活性化していない、というのではない。

私一人のチカラなどしれているが、ご縁のできた児島を、少しでも紹介できる場や機会があれば、そこからまた何か新しいことが動き出すこともあるんじゃないか。

着物に一番縁が深い京都でも、これだけ努力しているのだから、まずは一人ひとりが意識を持つことが大事なのかも。

 

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「これら(デニム・真田紐・たたみ縁)を使って半巾帯を作ってほしい。それを着物ショーで結んで出演したいのです。」

 

きっとポカンとしたであろうこんな私の言葉に、サンスタイルの石井さんは、驚くべき速さでそれを作り上げてくださった。

それは、思わず唸るほどの高い技術で仕上がった半巾帯だった。

さすがは縫製技術で名高い児島の職人、それに、短時間でこれを引き受けてくださる人を見つける石井さんの人脈、このつながりがしっかりあるところが児島の良さなのだろう。

児島はいい街だ。

 

ただ単に、面白さや目新しさだけではなかったかもしれない。

あまりにもきれいなこの帯は、ショーでもかなりの注目を浴びた。
 

私と児島がつながったように、人と人を結ぶ・地域と人を結ぶなど、何かのお役に立つものに、これから育てていきたいと思っている。