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こんなにすぐに、次に紹介する機会をいただけるとは思っていなかった。
 
倉敷市児島の伝統産業のうち、デニム・真田ひも・たたみ縁(べり)の三種を使って出来上がった “児島帯”。
今日は、地元倉敷のFMラジオで、帯について語る、語る。
 
先月末、京都・先斗町での着物ショーで、デビューしたばかりの児島帯。
その時も、ショーのあと質問攻めに。
先週、倉敷アリオでの「くらしきフェア」では、着物を着つけたトルソーに児島帯を結び、真田ひもの坂本織物さんのブースで飾っていただいた。
そこでも、写真を撮らせてほしい、触ってもいいかとの声が、多くかけられたそうだ。
想像以上の好評との話を聞き、ラジオでも舌が軽やかに動く。
 
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着物着つけに携わって20年。
とにかく帯が好きで帯を結ぶのが面白く、長い布を見つけたら結んでみたくて仕方なくなる。
帯好きが高じて、とうとう帯を作ってしまった。
 
だがこれは、不思議な風合いを持った帯となった。
特にデニム生地。
ジーンズを履いたことがある人なら誰でもわかると思うが、使っているうちに生地が伸びてくる。
絹の帯地にも “ふくら織り” というものがあるが、何度も結んでいると、それに近いふっくらとした余裕のある風合いが出てくるようになってきた。
また、帯は結んで身に着ける。
何度も結んでいるとその場所が絞れて、デニムの加工技術である “ヒゲ” に似た模様になってくる。
 
児島の人は、デニムを「履く」とか「着る」のではなく、“育てる”というそうだ。
それを聞いた時、この帯はまさに「自分らしく装いながら、自分だけの風合いや模様を育てる」帯になる、と思った。
面白い。
 
着物ショーでは、見て触っていただくことで紹介して。
今回、ラジオでは、言葉で紹介した。
さあ次は、どんなかたちで紹介できるか。
それまで、一生懸命、育てよう。