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お腹の底に、ブルブルと響く声。

今風に言うと、スマホのバイブがずーっと続いているような。

深く、野太く、力強く。それでいて、とても品良く。

能の謡(うたい)をじっくりと聞いたのは・・・・もうずいぶん前過ぎて、こんな心地よさを忘れていた。
 

大型連休の後楽園には、たくさんの観光客が訪れていた。

能舞台に集まる人も、またそれにたがわず。

岡山は、こんなにも能に親しむ文化があったのか、と驚くほどだった。

 

短歌の先生が長年精進されている、舞を鑑賞させていただいた。

上手い下手は、私には全然わからない。

でも、ゆっくりとした動きに、幽玄の時の流れを感じ、心もどんどんと穏やかになっていく。

能舞台に心が吸い込まれていくような気分だった。

 

《着物を普段着にプロジェクト》スタッフ三人と、今年の私たちのテーマ「学び」をする機会を自発的につくっている。

今回も、もちろん着物で後楽園へ。

 

演目が変わるときにそっと席を立ち、移動をしていたとき。

静かに鑑賞されていたお客様のお一人が、お口の動きで「す・て・き」と言ってくださった。

三人の着物姿に、にっこり微笑んで。

 

ありがとうございます。

来年は、プロジェクトで、たくさんのお着物の皆さんとこちらにお邪魔できるよう、精進します。