ひざを折って目線を合わせ、小さなお友達に「こんにちは」と挨拶する。
今日私は4歳児になろう、そう決めた。
ブライダルのプロが結集して一つの結婚式を創る、~夢婚~。
プロの真剣と真剣が積み重なっていくさまは、ぞくぞくするほどだ。
けれど、これは、未来の大人たちに「結婚式っていいな!」と思ってもらうためのでもある。
・・・フウヤ君にはどのように映るのだろう。
未来の大人の一人であり、この “夢“ を一番身近な立場で見る彼に、今日を本当に楽しんでほしい。
私は今日、フウヤ君の友達になろう。
そして、主役の両親である新郎新婦に代わる、すべてをする代理人として、フウヤ君の目線から見る “夢婚” を精一杯サポートしよう、と思った。
介添人、の仕事とは。
普段は新郎新婦のそばでいろんなお世話を・・・などという言葉が使われるが、時には “なんでもあり” だったりする。
いや、何でもしなければいけない、と思っている。
今日はブライダルのプロが集結している。
特に新郎新婦には、多くのスタッフが配置されている。
本来の結婚式とは人数も動きもすべて違う場・・・
だから私は、今日ここで出来ることを会場入りしてから探す、そのつもりで来た。
何でも出来ることをする、出来ることを探す。
スタッフ間やその隙間を埋めるような存在が、居てもいい。
ママ(新婦)が支度中、私とフウヤ君はずっと一緒だった。
警備員さんに敬礼してふざけたり、かくれんぼしたり。
服を着替えさせ、おしっこに連れて行き、移動の時にはずっと手をつないで。
フウヤ君が安心して過ごすことは、両親である新郎新婦の安心につながる。
こんなサポートのしかたも、介添えの仕事だと思っている。
最後まで元気に過ごしてくれた。
でもこの暑さの中だ。大丈夫だったかな・・・
いつか、この日を思い出したとき、「楽しかった!」という思い出とともに「結婚式っていいな!」と思ってくれたら。
夢婚のスタッフの一人にしていただいた感謝とともに、心からそう願っている。
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