半年ぶりの再会だった。

ニルマイちゃんは、ちゃんと私を覚えていてくれた。

彼女はシャイでとっても小さな声で、そして私は英語は苦手で良く聞き取れなくて、まったく会話になっていなかったけれど(笑)、親子以上の年の差がある私たちは、しっかと友情のハグをした。
昨年末に、岡山学芸館高校のインド研修旅行に同行させていただいた。

あのときの訪問先の女子校、生徒さんたち御一行が今度は日本へ。

ニルマイちゃんはその時、一緒に絵を描く授業で、私の担当をしてくれた少女だ。

たった数時間の訪校だったけれど、全校あげての大歓迎の感動は、いまも忘れない。

そして今回は学芸館高校あげての大歓迎で、インドの女の子たちを迎えた。
マナー講座での茶道は、見る・聞く・食べる・飲む、すべてが初めてのインドの女の子たち。

美智子参与の計らいで、正座を崩してリラックススタイルで、との言葉に、インドでは普通の姿勢、あぐらで、ゆったりとお茶を点てる。

が、ぷくぷくの小さな泡が表面を覆うまで点てるのは至難の技のようで、それはよく見ていると、やはり姿勢かな、と感じた。

あぐらだと茶碗に対し体が斜め、正座だと真上。

この差が点てかたの差になっているような気がした。やはり美味しい一服を知る日本人は、姿勢の意味も知る必要がある。
体育館で、日印それぞれの芸能交流と、生徒同士のコミュニケーション交流などのスケジュールをこなし、彼女たちは次の目的地へと向かって行った。
帰りに、ニルマイちゃんは可愛い人形をくれた。いま、女の子たちの中で流行っているハンドメイドだそうだ。

私は、たたみべりで作った髪留めゴムをプレゼントした。

日本の文化に触れてくれた記念に。
いつか彼女たちが、日印の架け橋となって活躍してくれる日を、とても楽しみにしている。