私の祖母の時代までは、着物が日常着だった。
今はおしゃれ着といった、ちょっと特別感ある時や場所にお出かけするもの、のイメージが強い。
それはそれで良い。
SNSに掲載されている写真は、お人形さんのようにみんなとても綺麗。
でも私はもっと自然に、生活の中で「生きている着る物」として表現したい。
それが、「着物でダンス!」だった。
今回は「着物でUSA!」
かといって振付をそのまま真似ては、男性チックな踊りになってしまう。
ここでは着物を着ていても、「綺麗に見える」動きがテーマ。
だって、着物が日常着だった時代でも、若いお嬢さんが裾がはだけるような “ がさつ ” な動きや、袖が肩までめくれ上がってしまうようなことは、決して良しとはされていないはず。
洋服になれている日常の動きから、動きに制限のある和服だとどう動けば綺麗に見えるのか、それも考えながらダンスするのは、全身で学ぶ「着物での所作・振る舞い」の勉強になると思っている。
皆さん、お仕事に子育てに忙しい時間をやりくりしながら、練習に参加してくださる。
参加できない方のためにムービーを撮り、自主練できるようメールで送る。
毎年恒例となってくると、何となく、役割が決まってきて。
ダンスマネージャー担当、音響担当、今年は振付担当も生まれ、すっかり部活動のようになってきた。
仕事でもないのに、時間をつくって集まってくれて。
自らが出来ることを惜しげもなく提供してくれて。
そしていつもみんなで楽しく笑っている。
「志」で集まった仲間は、一生の宝物になると聞く。
きっとここでは毎年、沢山の目に見えない財産が積み上げられていっている。
「かわり結びファッションショー」は2月24日(日)。
岡山市東区神崎梅園での『太伯梅まつり』でご披露します。
フィナーレの総踊り「USA!」をぜひご覧ください~。
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