学生の頃、遺跡の図面を書いたり、トレースをしていたことが、こんなところで役に立つとは思っていなかった。
そして、ボケ防止と忘れっぽい自分への記録として描いているブログも、案外役に立っているのかもしれない。
毎日毎日、帯のことばかり考える自称「帯バカ」。
どうやったら着物の世界を面白く感じてもらえるか。
そんなことを考える日々から生まれた帯を、このたび実用新案登録申請することになった。
そのとき、図面を書くことになって、うわ、どうしよ~。
イラストレーターだのCADだのといった文明の利器は、持ってもいないし使いこなせない。
でも、実用新案はイメージ図でもよい、ということなので、思い切ってアナログ文具用品で書いてみた。
そして、参考例を首っ引きで帯の説明文を作り、書き添える。
「知財総合支援窓口」に申請の相談を持ち込み、文章の誤字脱字まで丁寧にチェックしていただく。
自分の目標としていた9月中の提出、をぎりぎりクリアした。
これから提出してきます、という日。
一度も笑顔を見せない、眼光するどいこの弁理士先生ともお別れかあ、と(正直言うと)ちょっとホッと感じていたとき。
「初めて申請書類を書いたとは思えない、すごい出来でした。うちの事務所にスカウトしたいです。」
・・・ま、まじですか~?
口元がフッと緩み、初めて笑顔を見せてくださった。
・・・お世話になりました!
【ひらき児島帯】は、11/15~17開催の『おかやまハンドメイドフェスタ』でお披露目します!
皆さま、コンベックス岡山に、【児島帯~KIMONO Terrasse~】ブースに、ぜひ遊びに来てくださ~い。
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