先日は、結婚式での介添えのお仕事でした。
今回、ウエディングパーティのテーマは 『牧場(ぼくじょう)』!
ということで。
スタッフ全員が、お揃いの「バンダナ」を身に着けることに。
私は着物姿でしたので、うーん、どこに使おうかな・・・。
そこで。
「バンダナ」を「帯揚げ」に使ってみましたー!
新郎新婦がスタッフに用意してくれた「バンダナ」は、一辺が約53㎝の正方形。
では、いわゆる一般的な「帯揚げ」のサイズは?。
もーっと、長い。横が長ーい長方形です。
帯揚げには、ちりめん・りんず・しぼり という種類があります。
ちりめん・りんずは、幅も広く長さも比較的長く、160㎝~180㎝くらい。
しぼりは、少し短めですが、それでも110㎝くらいはあるでしょうか。
でも、約53㎝の正方形だと、体の後ろから回して前で結ぶ、従来の「帯揚げ」の方法では、ぜっんぜん足りません(私の胴回りが太いことも、ある)。
対角線で測ると約77㎝ありました。
体の半周ちょっと、くらいの長さですね。
でもこれだけあれば、大丈夫!。
まず、全体を約7㎝~8㎝の幅になるようにたたみます。
(お好みの幅で、かまいません)
折り目が「わ(バンダナの端が見えない)」になるよう、細長く折ります。
真ん中で、ひと結び(結び目は、ギュッとせずに、軽くふわっと)。
「バンダナ」の結び目を体の中心に、帯に挟むように置いて。
出来上がり。
チョー簡単です。
が、この方法ですと、ちょっとだけ問題が。
「結び目」なので、上が平らになりにくい。
時間とともに、少しずつ角が浮いて目立ってきます。
これが気になるかたは。
別の方法があります。
輪ゴムを1個用意してください。
「バンダナ」を先ほどと同じように、この幅まで折ります(厳密ではなく、お好みの幅で)。
真ん中で半分の長さに折ります。
「バンダナ」の中心から、人差し指1本分のところに、輪ゴムをゆるく止めます。
輪ゴムの位置で、「バンダナ」のわっかをパカッと開きます。
真ん中を山折りにつまみ、全体を半分の幅にします。
「バンダナ」の中心を、体の中心に合わせ、帯に挟んでいきます。
出来上がり。
ちょこっと+(ぷらす)
輪ゴムを少しきつめに止めていただいても構いません。
ヒダがよるので、少しふわっとした印象になります。
お好みで使い分けください。
ちょこっと++(だぶるぷらす)
「短い布を、帯にちょっと挟んで乗せている」状態なので、外れやすくなっています。
滑りやすい生地を、帯揚げに使う場合、特に気を付けていただきたいのは。
帯に挟む前に、枕の紐等を下のほうに押入れて、スペースをしっかり作ってから、帯に挟んでください。
今回の「バンダナ」も、帯の中で安定させるために、幅も少し広くたたむ形で、提案させていただきました。
今回は、私にとって大切な大切な友人の結婚式でした。
お二人は、ナチュラル派で、「自然が好き!」「牧場が好き!」「馬が好き!」ということで。
な、なんと!
本物の「馬」が、ウエディングパーティ会場である〈マグリット〉前に!!
「ウエルカム・ボード」ならぬ、「ウエルカム・ホース」で、お客様を大興奮!!の中、パーティといざなう、という、アッパレな趣向をしてくれました。
☆彡 ~これから、結婚式を考えていらっしゃるお二人へ~ ☆彡
こんな(好きな)ことをさせてくれる結婚式場は、そう多くはありません。
〈マグリット〉は、お二人の夢を、全力で叶えサポートするスタッフが揃う、ステキな結婚式場です。
その、大好きな友人の結婚式には、ぜひこの帯を結びたくて。
光沢ある「シルク混デニム生地」を使った、【男女兼用の ひらき児島帯】です。
とっても軽い!名古屋帯の長さで、約350gしかありません。
体に負担がないので、とてもラク、一日結んでいてもズレないし、疲れません。
それになぜ、【男女兼用帯】なのか?
この【男女兼用 ひらき児島帯】は、文字通り、ひらいて使うようになっています。
ということは、もともとは折りたたんだ状態。
その最狭の巾は、男性用の角帯だからなのです。
詳しくは、こちらのHP、【男女兼用帯】でご覧ください。
【児島帯】~KOJIMA-Obi~
《 プロフィール 》
那須 七都子 (なす なつこ)
KIMONO Terrasse 代表
第25代 岡山きもの文化人 きもの博士
【児島帯】~デニム・畳べり・真田ひもを使った帯~考案
実用新案登録【ひらき帯】考案
きもの文化を未来へ継承することを目的に、「着物を普段着にプロジェクト」を提唱。
普段着には、アイロン・洗濯等「お家メンテ」できる手軽さが必要、と倉敷市児島の繊維に着目。今までの着物や帯になかった素材で、新たな和の美を創る。
【児島帯】は、世界中で愛される普段着の生地代表・デニムと、和室にかかせない畳べり、400年の伝統繊維・真田ひも、の組み合わせ帯。
【児島帯】~KOJIMA-Obi~
~背中で“魅せる”大人の半巾帯~ をテーマに、素材の特徴を活かした 「オリジナル帯結び」 を楽しむ着付け教室等を主宰している。
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