振袖 | 着物 | 成人式 | 着付け | 前結び | 帯結び


 今年の成人式は、新型コロナ感染者数の増加で、
延期あるいは中止となった地域もありました。
着つけ師の私も残念に感じますが、なによりも、
成人を迎えられるお嬢様やご両親・ご家族様が
楽しみにされていたのではと思うと・・・



ん?でも一番楽しなことって?



お嬢様は、振袖着てお友達に会うこと? 
ご両親やご家族様は、お嬢様の振袖姿?


・・・そもそも、式典と振袖の関係はどうなっているの?

ということで、少し調べてみました。

成人式のはじまり



戦後まもなく、現在の埼玉県蕨市で行われた
「青年祭」がいまの成人式のはじまりです。
第二次世界大戦の敗戦で、日本がつらく
苦しい状態にいた当時、次の時代を担う
青年たちに希望を持ってもらおうと企画
された催しでした。
それが大変好評だったことから、

「大人になったことを自覚して自ら生き抜こうと
する青年を祝う・励ます」


という趣旨のもと、
1949年1月15日、「成人の日」が制定されました。
(祝日法改正にともない、2000年から成人の日は
1月の第2月曜日となりました)

振袖とは

振袖 | 着物 | 帯 | 前結び | 帯結び | 袋帯 | 着付け

一番の特徴は、「袖の長い着物」です。
そして、「未婚女性の第一礼装」、
最高のフォーマル着です。

でも、元々は袖の長い着物は子供が着るもので、
男女ともに着ていました。江戸時代になって、
未婚の女性が着るものに変わっていったようです。

なぜ振袖は袖が長い?

振袖 | 帯結び | 着物 | 前結び | 着付け

いろいろな説がありますが。


・袖を振って人とのご縁を呼び寄せる縁起もの
・袖を振ることで厄払いやお清めをするといった願い
・袖がひらひらすることで、所作が美しい
・袖の動かし方で感情を伝える(恋愛など)
  (今と同じで、嫌なら「シッシ」と縦に振る、
   好きならウキウキ横に振るなど)

子どもや若いお嬢様の幸せを願う気持ちは、
今も昔も変わりませんね。

成人式と振袖

振袖 | 着物 | 帯 | 前結び | 帯結び | 袋帯 | 着付け

日本には古くから成長にともなう通過儀礼があり、
その中に、成人になったことを祝う、男の子は「元服」、
女の子は「裳着」という習慣がありました。

その習慣は、いまの成人式に重なる
かたちのものだと思います。

現在は、成人になるという
「一生に一度の晴れの場に相応しい衣服」
として、未婚女性の第一礼装を着るように
なったようです。

髪型や装いを目に見える形で変えれば、
今までとは違う人生のステージに立った、
という自覚が芽生えますよね。

振袖と、普通の着物や浴衣とはどう違うの?

振袖はフォーマル、
普段着の着物やゆかたはカジュアル。

成人式は、人の一生にまつわる儀式
「冠婚葬祭」の冠にあたる、大切な儀式です。
フォーマルな振袖を着るのに、相応しい日です。

振袖は着せてもらうものなの?

振袖 | 着物 | 帯 | 前結び | 帯結び | 袋帯 | 着付け

着せてもらう人が多いようですが、
もちろん、自分で着ることだってできます。

え?! 自分で着ることができるの?

はい!できます。

もちろん、ゆかたのように簡単にはいきません。
まとう枚数、使う道具の数も違いますし、
着物の重さも全然違います。

そもそも、フォーマルとカジュアルでは、
着る気構えも違って当然。
ですので、練習が必要です。

でも、先ほどの話から考えますと、
成人の日は大人になったことを自覚し、
今までとは違う人生のステージに立つ日ですよね。

本当に大切なことは、親御さんや
ご家族ご親戚など周囲の方々に、
成長した姿を見てもらい、
それまでの感謝を伝えること。

そのときに、フォーマルな振袖を
まとって挨拶をするのは、
大人としての礼儀です。

その装いを自分で仕上げることが
できたら、すてきだと思いませんか?

お母さんがその姿を見たら、
きっとご自分の娘さんを誇りに
思われると思います。

そこで。

『furisode・myselfプロジェクト』略して 振りプロ!   開始しました。

これは、成人を迎えるお嬢さんたちが、
自身の成人式に自ら振袖を着て、
式に参列するというプロジェクトです。

着物の知識を学び、
所作や美しい振る舞いを学び、
日本の美意識と和装文化についての
価値観を養っていきます。

振袖はどうやって着るの?

振袖 | 着物 | 帯 | 前結び | 帯結び | 袋帯 | 着付け

着付けで一番難しいと思われているのが、
『帯結び』です。

振袖の場合、変わり結びと呼ばれる、
豪華で華やかな帯結びをしますが、
それは背中で結ぶのは不可能です。

でも、着付けには「前結び」と
「後結び」という帯の結び方が2種類あり、
前結びの方法を用いたら、実は誰でも
できるようになります!!


なぜこのプロジェクトを始めたの?

振袖 | 着物 | 帯 | 前結び | 帯結び | 袋帯 | 着付け

「振袖って自分で着られるんですか?」

という質問をもらったことがきっかけでした。
私が前結びをお伝えしたかたの中には、
ご自身の結婚式でお色直しに
振袖を自分で着たかたもいらっしゃいます
し、
振袖で着つけショーもしていましたので、
着られないなんていう考えは毛頭なくて、
むしろ、お嬢さんたちはなんで自分で着ようって
考えないのかな?
と思っていたくらいです。

それに今は、振袖選びに行ったら、
そのお店で契約している美容院を
紹介されて予約して、って、なんか、
流れができているじゃないですか。

そういうもんだ、と思っても仕方がない、
商業ベースがそこにありますよね。

でも、「自分でできるよ」って伝えたら、
彼女たちが自ら考え始めたんです

何から何まで親任せで、綺麗な衣装を着ることが
成人なの?本当にそれで感謝を伝えられるの?って。

海外に行けば「ゆかた」であっても
とても喜んでいただけると聞きますが、
正式はパーティやそれ相当のレストランに
行くのなら、本来は未婚女性は振袖が正装です。

TPOに合わせ装っていくことを、
日本人が手を抜いてはいけない。

日本の本当の素晴らしさを、きちんと
理解して大人になってくれたら嬉しいですね。

振袖を着ることができたら、他の着物も
ほぼすべて着ることができます。
だって他のカジュアルな着物は
もっと簡単ですから。

着物の知識や技術は、将来、さまざまな
シーンで役に立つし、何よりも自信になります。

大袈裟な言い方かもしれませんが、
挑戦した経験を持つことは、その後の
人生が違ってくるかも、と私は思っています。

貴女も振りプロに挑戦しませんか?

振袖 | 帯 | 着物 | 華やか | 帯結び | 前結び | 着付け

お問合せは

050-5216-5247
那須 七都子(なす なつこ)まで
または
@furisode.myself
メッセージやコメントお待ちしています!

《 プロフィール 》

那須 七都子 (なす なつこ)

KIMONO Terrasse 代表

第25代 岡山きもの文化人 きもの博士
前結び宗家 きの和装学苑  師範
【児島帯】考案者
実用新案【ひらき帯】考案者

きもの文化を未来へ継承することを目的に、『着物を普段着にプロジェクト』 を提唱。
「前結び」という、簡単・時短で着られる着装法で、さっと着て出かけるラクな着付けをおススメしている。
~背中で“魅せる”大人の半巾帯~  をテーマに、【児島帯】の素材の特徴を活かした 「オリジナル帯結び」 を楽しむ着付け教室。

【児島帯】は、世界中で愛される普段着の生地代表・デニムと、和室にかかせない畳べり、400年の伝統繊維・真田ひも、の組み合わせ帯。
【児島帯】~KOJIMA-Obi~

『振り袖myselfプロジェクト』
(略して 【振りプロ】!)』 応援 & 指導
~自分で振り袖を着て、成人式に行ってやるぞ!~
大人になったことを宣言し、育ててもらったことに感謝する日なのに、何から何まで親任せで、綺麗な衣装も人に着せてもらうことが成人なの? という疑問から、 「自分で振り袖を着る」 ことで、両親や家族に対する感謝の気持ちを表現する ことを目的に、ラストティーンズ(19歳)が頑張ります。 2021年始動!
彼女たちの楽しい奮闘ぶりは、ぜひこちらから ⇒ @furisode.myself