日本の夏は、誠によろしい。
日が落ちて、何げにそぞろ歩きをする。夕涼みの、すてきなアイテムがある。
ゆかたは、かつて蒸し風呂で肌を守る「湯帷子(ゆかたびら)」から始まり、のちに銭湯でのバスタオル兼バスローブになり、そして今は夏の夜のファッションとなっている。始まりを考えれば、これに柄をつけ、色をつけ、帯結びや小物使いまでも工夫をこらし、おしゃれを楽しむファッションアイテムになるとは、昔の人もビックリしているだろう。バスローブをおしゃれ着にしてしまうとは、日本人の感性の豊かさ、あっぱれだ。
四季があるということは、多彩な色に囲まれているということ。これは、そんな豊かな自然を感じながら暮らすことができる日本人の感性が生み出した、生活のオシャレだな、と思う。
やれ暑い暑い、といっても夏は案外と短い。
ゆかたもせっせと着ないと、あっという間に秋風はやってくる。
とはいえ、ときどき明るいうちからゆかたで街を歩く人を見かけるが・・・。
ゆかたの歴史を考えると、それはちょっと着る時間帯が違う・・・。
私より年配の方は、違和感を覚えていらっしゃるかも。
不思議な目線で見られて、せっかくのオシャレが台無し、になるのはもったいない。
モデルさんは昼日中に着ているが、それは撮影のためだろう。
明るいカフェで撮影した写真が雑誌に掲載されているが・・・やはりそれは撮影のためだろう。
本来なら、ゆかたの成り立ちや歴史を知った「教養」のあるおしゃれを楽しんでもらいたい。
さあ、これから夏本番!
ゆかたでのお出かけは、きっと楽しい夏の思い出をたくさん作ってくれる。
6月25日(土)ゆかたでビアガーデン ~『着物を普段着にプロジェクト』
7月6日(水)手ぶらでレッスンゆかた着つけ in せとうち児島ホテル (ロビーでのお茶席付き) ~『KIMONO Terrasse』
7月17日(日)~22日(金)ゆかたレッスン集中ウィーク ~『KIMONO Terrasse』
8月3日(水)手ぶらでレッスンゆかた着つけ in せとうち児島ホテル ~『KIMONO Terrasse』
8月6日(土)おかやま納涼花火まつり・ゆかた着つけ承ります! ~『着物を普段着にプロジェクト』
8月26日(金)ゆかたで幻想庭園 in 後楽園 ~『着物を普段着にプロジェクト』
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