
着物の帯の結び方の中で、「二重太鼓」
や「お太鼓」は、とってもポピュラー
ですね。
二重太鼓結びは、いろんな方法で結ぶことができます。
・体の後ろ(背中)で従来どおりの帯結びをする
・帯をつくり帯加工して「二重太鼓」のカタチに作ってもらう
・前で、形をみながら帯結びをする
ここでは、
前で形を見ながら結んでいく「前結び」
の方法をお伝えしたいと思います。
二重太鼓結び
二重太鼓は、「袋帯」という帯で結びます。
名古屋帯の幅と同じですが、長さはもっと
長い帯です。
4.2m~4.5mくらいあります。
「二重」にした「お太鼓結び」で、
結婚式のときや、「重ね重ね」おめでたい
お席に出席のときに、結ぶことが多いです。
今回は、「進水式」へご招待されたかたで、
色無地に袋帯で「二重太鼓」を結んで
お出かけしたときの、写真を
使わせていただきました♡♡

後ろから左にもっていきます。
(クリップは、バストトップを挟む位置を目安に
前結び用帯板に止めておきます)
















ここからが、前結びの良いところ!
一番の特徴です。
帯を、より体にフィットさせるため、
手とタレの交差部分をしっかりと締めます。
帯が体の前にあるから、出来るわざ♡♡
自分の思った通りのフィット感で、
ラクラクきっちりしたお太鼓ができます。







あとは、右回りに後ろへ回して、
帯締め・枕のひも・帯揚げをすれば
出来上がりです。
前結び専用の帯板を使えば、二回でカンタンに
回せますし、崩れませんよ♡
詳しくはこちらをご覧ください
プロフィール

那須 七都子 (なす なつこ)
KIMONO Terrasse 代表
第25代 岡山きもの文化人 きもの博士
前結び宗家 きの和装学苑 師範
【児島帯】考案者
実用新案登録【男女兼用ひらき帯】考案者
きもの文化を未来へ継承することを目的に、
『着物を普段着にプロジェクト』 を提唱。
「前結び」という、簡単・時短で着られる着装法で、
ラクラク着付けをお伝えしている。
~背中で“魅せる”大人の半巾帯~
をテーマに、【児島帯】の素材の特徴を
活かした「オリジナル帯結び」 を
楽しんでいる。
【児島帯】は、
世界中で愛される普段着の生地代表・デニム
和室にかかせない畳べり
400年の伝統繊維・真田ひも の組み合わせ帯。
【児島帯】~KOJIMA-Obi~
『振り袖myselfプロジェクト』
(略して 【振りプロ】!)』 応援 & 指導
~自分で振り袖を着て、成人式に行ってやるぞ!~
大人になったことを宣言し、育ててもらったことに
感謝する日なのに、何から何まで親任せで、
綺麗な衣装も人に着せてもらうことが成人なの?
という疑問から、
「自分で振り袖を着る」 ことで、両親や家族に対する
感謝の気持ちを表現する ことを目的に、
ラストティーンズ(19歳)が頑張ります。
2021年始動!
彼女たちの楽しい奮闘ぶりは、ぜひこちらから!⇒ @furisode.myself