拙宅以外の着つけ教室は、今週と来週をもって、そろそろ今年のレッスンを終了する。
今日、その一つが最終日を迎えた。
生徒さんの一人が、カセットレコーダーとデジタルカメラを用意してこられた。
以前、着付けをしている私の「ミニアルバム」を作成してくださった生徒さんだ。
あの時は着物の着つけしか写真撮ってないから、今日は帯結びの写真を撮ってアルバムを完成させるのだ、と。
着つけのお稽古には、しっかりと流れを見ることも大切。
さあ帯を結んでちょうだい、と言わんばかりにカメラを構えて待っている。
ファインダーを覗くお顔が真剣だ。
私も真面目にモデルをつとめよう。
「さあ、これで新年には先生にアルバムを差し上げられるわ~」
一連の撮影が終わり、最後に私のにっこり全身ポーズまで撮ってくださった。
どんなアルバムになるのか、とても楽しみだ。
その間、カセットレコーダーも回っていた。
「ここ、見える?」「こっちから撮ったほうがいいかな?」
そんな会話もすべてが詰まっている。
『着付け教室の ある日』
なんだか、ほっこりとした温かさ。
そんなタイトルで、こちらもダビングしてもらおうかなあ。