地元新聞の記者さんに取材を受けた。
【児島帯】は岡山・児島の繊維産業と、職人の技が生んだ帯だ。
地元の人なら、記者さんだけでなく誰もが気になる、ものではないだろうか。
児島には、“地元に誇れるもの”すべてが揃っている。
生活をしていくための仕事(産業)が、強く強く根付いている。
街に「暮らし」につながるすべてが備わっている。
もちろんどんな産業も、このままでは…という懸念はあるだろう。
昔からあったものを、ただそのまま使うのではなく、それを生かして未来につなげるもの、と探していると聞く。
私は他所の人間だから、きっとこんなことを思いついたのかもしれない。
「デニム」「真田紐」「たたみべり」の三種類をコラボさせて半巾帯を作る、など。
外から見たら、こんなにもすごい繊維産業が集中している地域だなんて、と感動する。
そこに、縫製という技術者がいる、というのがこの街の強みだろう。
可能性をたくさん秘めた街。
ひょんなことで知り合った、温かい児島の人が、もっと元気に暮らせる街になるお手伝いが、ほんの少しでも出来たら。
【児島帯】にそんな想いを込めている。
と、取材で答えた。