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KIMONO Terrasse
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季節に合わせて帯むすび ~蔦(つた)~

季節に合わせて帯むすび ~蔦(つた)~

(1)可愛くてボリュームある帯結びがお好みのかたへ

秋らしくなってきましたね。黄葉から紅葉へ、秋には景色が移り変わる楽しみがあります。ウオーキングしていると、板塀にからんでいる蔦(つた)を見つけました。少しずつ色の違う葉が重なりあって、きれいです。そこで今日は、その「つた」をイメージした帯結びをご紹介したいと思います。

 

【児島帯】 ~デニム・畳べり・真田ひもを使った帯~ で結んでいます。
- 仕様 -
★ デニム  :ライトデニム
★ 畳べり  :鮫柄 × 若草色
★ 真田ひも :セルビッジ柄
他の色柄は、こちらでご覧になれます ⇒ 【児島帯】~KOJIMA-Obi~

 

 

 

手先は、体の中心から、約80㎝。少し長め、ですね。
体に2周巻いて、「手先結び上げ」をします。

 

手先を左胸に持っていき、クリップ等で止めておきます。

 

そこに、三重のゴムがついた三重ひも(弊社でも取り扱っております 【児島帯】~KOJIMA-Obi~)を当てて、後ろで結んでおきます。

 

 

帯の「たれ先」を持ち、外側から1本目のゴムに上からひっかけ、そのまま帯をぬいていきます。

自分の左側に、羽根にする、適当な長さの「輪」をつくります。

 

 

これと同じ大きさの羽根を、今度は自分の右側につくります。

 

 

残った「たれ」は、体の中心に持ってきます。そこで、左右と同じような羽根をつくり、3枚の羽根の大きさのバランスをとります。

 

 

余った「たれ」は、屏風にたたんで、帯板と、体に巻いている帯の間に差し込み、帯結びの「台」にしましょう。

 

 

次に、手先をおろしてきます。
半分の幅のまま、三重ひもの残ったゴム2本に、くるっとからませていきます。

 

 

「手先」の長さにもよりますが、だいだい2回くらいからませることができると思います。
キュキュッと引っ張り上げず、くるんくるんと、「輪」に余裕を持たせて、可愛いラインをつくってください。

 

 

「手先」の最後は、ぴょんっと跳ねさせて、帯をひらいても良し、半分の幅のままでも良し。
ここで、ちょっと、蔦(つた)をイメージして、形づくってくださいね。

 

あとは、右回りに帯を回したら出来上がり。

 

 

一分でcheck ! 帯結び動画☟

蔦(つた)=https://www.youtube.com/watch?v=OLY2pG73p3o

ちょこっと +(ぷらす)

結んでいる【児島帯】は、リバーシブルの半巾帯。
今回は、「たたみべり」面をメインに結びましたが、裏面のデニム地には「真田ひも」が縫いつけています。
ちょうど、帯締めのように見える位置に縫い付けていますので、「真田ひも」が見えるように折り返してみてください。
「真田ひも」が、ほどよいワンポイントに♥

 

 

《 プロフィール 》

着物 | 帯結び | 児島帯 | 着付け教室 | 半幅帯 | デニム | たたみべり | 真田ひも | 結び方那須 七都子 (なす なつこ)

KIMONO Terrasse 代表
第25代 岡山きもの文化人 きもの博士
【児島帯】~デニム・畳べり・真田ひもを使った帯~考案
実用新案登録【ひらき帯】考案

きもの文化を未来へ継承することを目的に、「着物を普段着にプロジェクト」を提唱。

普段着には、アイロン・洗濯等「お家メンテ」できる手軽さが必要、と倉敷市児島の繊維に着目。今までの着物や帯になかった素材で、新たな和の美を創る。

【児島帯】は、世界中で愛される普段着の生地代表・デニムと、和室にかかせない畳べり、400年の伝統繊維・真田ひも、の組み合わせ帯。
【児島帯】~KOJIMA-Obi~

~背中で“魅せる”大人の半巾帯~  をテーマに、素材の特徴を活かした 「オリジナル帯結び」 を楽しむ着付け教室を主宰している。

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