七龍彩 ~上前燻色~
七龍彩 ~上前燻色~
完全オーダーメイドの、デニム着物です。
お仕立てサイズは、ご購入ののちメール連絡にて詳細をお伺いします。
※HP上部の「ご注文の方法」をご確認ください。
~購入前のお問合せは こちらから~
➡ natsukazu71@gmail.com
【 倉敷和DENIM 】着物
~シルクデニム~
「七龍彩~しちりゅうさい~」
七龍彩とは、伝統工芸士による特殊技法「七彩染」と、書家麗光氏による氣を込めた金銀墨文字「麗光書」との、躍動的なコラボレーションデザインです。
ツートーンカラー(片身替わり)
~上前燻色~
男性用・女性用着物
素材 :シルク・コットン
カラー :墨-sumi- と 燻-ibushi- の組み合わせ
【ご注文について】
・性別(男性用着物・女性用着物)
を選択ください。
※写真の帯や小物は付属しておりません。
着物のみの販売です。
【発送について】
・ご注文後、入金・サイズ連絡確認ののち制作工程に入らせていただきます。
一点ずつのオーダーメイドのため、発送までに約2~3か月を頂戴しております、ご了承ください。
・発送時の梱包にたとう紙はついておりません。簡易包装となります。
※在庫状況の変動は出来る限り反映するようにしておりますが、システムの関係上、 反映に時間がかかる場合がございます。
※商品ページ画像の無断転載、加工等は禁止しております。
商品詳細
-ツートーン着物 ~上前燻色~-
【お仕立てについて】
・男性は棒衿仕立て、女性はバチ衿仕立てです。
・単衣仕立てです。
・胴裏・八掛・居敷当てはついておりません (デニムは丈夫な生地ですので、
裏地のない単衣仕立てでも、十分な強度があります)。
・主要部分はミシン縫いとなります。
・かがり(主な縁取り)は手縫いですので、身体にフィットしやすい縫製になっています。
・袖丈は標準の1尺3寸(約49㎝)で統一しております。
※モニターの状況等により商品の画像は、実際の色とは見え方が異なる場合が あります、ご了承ください。
【生地の特徴 ~シルクデニム~ 】
・極細の綿糸を3本撚り合わせたタテ糸に、高級シルク糸をヨコ糸に使った、
他にはないデニム生地です。
・デニムらしさをしっかりと魅せる、綾織りの生地です。
・ロープ染色技術を使って染め上げています。
・生地全体に光沢があり、透明感ある発色が魅力です。
・シルクの柔らかさと、綿の丈夫さを兼ね備えています。
・従来のデニムよりも軽く、裾さばきも良いという特徴があります。
・肌触りもシルクならではの良さが感じられます。
【アフターケアについて】
・この製品は手洗いが可能です。
・畳んだ状態で、優しく押し洗いをおすすめします。
・洗濯機の回転、タンブラー(回転乾燥機)のご使用は、
着物が変形する恐れがあり、お勧めしません。
・洗濯の際には漂白剤の使用はお避け下さい。
・長時間濡れたままにしておくと、色落ちする恐れがあります。
・洗濯後は形を整え、風通しのよい場所で陰干しして下さい。
・新しいうちは、汗等で多少色移りすることがあります。
・アイロンは当て布をして、中程度の温度でお願いします。
【店主からご挨拶】
このたびは、数あるサイトの中から弊社をご覧いただき、
ありがとうございます。
デニムは、「綿100%・分厚い・色落ちする」といった特徴から、
ワーキングウエアとしてのイメージが強いかたもいらっしゃると思います。
ですが、今の倉敷市児島デニムは、それだけではありません。
長い時間をかけ、日本の風土に合った、日本人の体になじむ織物に、
常に進化し続けてきました。
その中で、日本の伝統産業である「シルク」を織り交ぜた
「シルクデニム」が生まれました。
私はこのシルクデニムは、もっとも「和装に合うデニム」だと
思っております。
シルクデニム生地は、タテ糸にコットン、ヨコ糸にシルクを使っています。
この生地には3つの大きな特徴があります。
1 タテ糸のコットン
2 ヨコ糸のシルク
3 染色
まず、1.について、
通常デニムにつかうコットンは、太くて1本のものをタテ糸に使います。
しかし、この生地は極細のタテ糸を、3本より合わせた高品質な糸を使っています。
その目的は、
細い糸を合わせることで、糸自体は光沢を放ち、生地に厚みを持たせ、しなやかさを生み出すことができるからです。
しかし、高品質な極細の糸を作る時点で、通常の糸より段取りが相当掛かります。
普通はこの様なつくり方はしません。
とうぜん、コストも掛かります。
織物をつくるうえで、タテ糸の準備は手間が掛かります。
そこに更に、細い糸の撚り合わせの工程や、糸染の工程が必要なので、正直言いますと、おいそれとはつくれない糸、なのです。
では、2.のヨコ糸ですが、
「ヨコ糸にシルクを使う」
そもそも、このことが、織物の難易度を増しています。
植物性繊維のタテ糸に、動物性繊維のヨコ糸。
素材が全く違うのです。
しかも高密度な織物だと、更に難しさは上がります。
このシルクデニム生地は、光沢が特徴なだけに、キレイに織り上げることが必須です。
そのため、慎重に時間をかけて織る必要があります。
織機の調子が外れたら、欠点が目立ちやすくなり、その調整は誰でもはできません。手直しは熟練工の仕事です。
一定以上の品質を保つためには、長年の織り技術と、設定に馴れた熟練の職人が必要となります。
3.の染めですが、
デニムと言えば「インディゴ染料」。
でも色落ち、色移りの問題がどうしても避けられません。
そこでデニムの見え方、雰囲気はそのままに、反応染料での糸染めを開発、商品に発展させました。
墨色は、硫化染料を採用しています。
この生地と出逢ったことで、
・家で洗濯ができる
・シルクなのにアイロンがかけられる
高級な質感を持つ、取扱いが簡単な着物が生まれました。
この着物で、もっともっと和装ライフを楽しんでいただけますことを、心より願っております。