商品詳細

-野衣 noe Ⅱ-

 

Sサイズ 身長155㎝前後用  着丈70㎝ 肩幅(裄)66㎝
Mサイズ 身長163㎝前後用  着丈75㎝ 肩幅(裄)68㎝
 Lサイズ 身長170㎝前後用  着丈83㎝ 肩幅(裄)72㎝

 

1点ずつ職人の手によってつくられますので、サイズ表記と若干の誤差が生じます、数値はあくまでも目安とお考えください。

 

 

野衣は、作務衣の上着を、上品で品格あるシルクデニム生地でつくりました。

ご自宅でくつろぐときにも、「上質なものに包まれて暮らしたい」という声にお応えしてつくりました。

袖の形が、緩やかなカーブをえがいた、エレガントなラインとなっています。
弊社では「つぼ袖」と名付けております。
筒型の袖は、「作業」用の衣装ですが、ほんの少し「袂(たもと)」がある野衣は、それだけでゆったりとした雰囲気を醸し出します。

野衣をまとい、庭の草木を眺めながら、くつろぎのひとときをお過ごしください。

 

 

【お仕立てについて】
・男女兼用です。
・単衣仕立てです。
・身ごろと袖は、片身・片袖ずつ色違いのデザインです。
・袖はゆったりと丸みを帯びたエレガントな形となっています。
・右の身頃に、ポケットが1つ付いています。
・主要部分はミシン縫いとなります。
かがり(主な縁取り)は手縫いですので、身体にフィットしやすい縫製になっています。

※モニターの状況等により商品の画像は、実際の色とは見え方が異なる場合があります、ご了承ください。

児島帯 | kojimaobi | シルクデニム | silkdenim | 作務衣

 

【生地の特徴 ~シルクデニム~ 】
・極細の綿糸を3本撚り合わせたタテ糸に、高級シルク糸をヨコ糸に使った、
 他にはないデニム生地です。

・デニムらしさをしっかりと魅せる、綾織りの生地です。
・ロープ染色技術を使って染め上げています。
・生地全体に光沢があり、透明感ある発色が魅力です。
・シルクの柔らかさと、綿の丈夫さを兼ね備えています。
従来のデニムよりも軽く、裾さばきも良いという特徴があります。 
・肌触りもシルクならではの良さが感じられます。


 【アフターケアについて】
・この製品は手洗いが可能です。
・畳んだ状態で、優しく押し洗いをおすすめします。
・洗濯機の回転、タンブラー(回転乾燥機)のご使用は、
 変形する恐れがあり、お勧めしません。

・洗濯の際には漂白剤の使用はお避け下さい。
・長時間濡れたままにしておくと、色落ちする恐れがあります。
・手洗い後は形を整え、風通しのよい場所で陰干しして下さい。

・アイロンは当て布をして、中程度の温度でお願いします。

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【店主からご挨拶】
このたびは、数あるサイトの中から弊社をご覧いただき、
ありがとうございます。

 
デニムは、「綿100%・分厚い・色落ちする」といった特徴から、
ワーキングウエアとしてのイメージが強いかたもいらっしゃると思います。

ですが、今の倉敷市児島デニムは、それだけではありません。
長い時間をかけ、日本の風土に合った、日本人の体になじむ織物に、
常に進化し続けてきました。

その中で、日本の伝統産業である「シルク」を織り交ぜた
「シルクデニム」が生まれました。

私はこのシルクデニムは、もっとも「和装に合うデニム」だと
思っております。


シルクデニム生地は、タテ糸にコットン、ヨコ糸にシルクを使っています。
この生地には3つの大きな特徴があります。
1 タテ糸のコットン
2 ヨコ糸のシルク
3 染色

まず、1.について、
通常デニムにつかうコットンは、太くて1本のものをタテ糸に使います。
しかし、この生地は極細のタテ糸を、3本より合わせた高品質な糸を使っています。
その目的は、
細い糸を合わせることで、糸自体は光沢を放ち、生地に厚みを持たせ、しなやかさを生み出すことができるからです。
しかし、高品質な極細の糸を作る時点で、通常の糸より段取りが相当掛かります。
普通はこの様なつくり方はしません。
とうぜん、コストも掛かります。

織物をつくるうえで、タテ糸の準備は手間が掛かります。
そこに更に、細い糸の撚り合わせの工程や、糸染の工程が必要なので、正直言いますと、おいそれとはつくれない糸、なのです。

では、2.のヨコ糸ですが、
「ヨコ糸にシルクを使う」

そもそも、このことが、織物の難易度を増しています。
植物性繊維のタテ糸に、動物性繊維のヨコ糸。
素材が全く違うのです。

しかも高密度な織物だと、更に難しさは上がります。
このシルクデニム生地は、光沢が特徴なだけに、キレイに織り上げることが必須です。
そのため、慎重に時間をかけて織る必要があります。
織機の調子が外れたら、欠点が目立ちやすくなり、その調整は誰でもはできません。手直しは熟練工の仕事です。
一定以上の品質を保つためには、長年の織り技術と、設定に馴れた熟練の職人が必要となります。


3.の染めですが、
デニムと言えば「インディゴ染料」。
でも色落ち、色移りの問題がどうしても避けられません。
そこでデニムの見え方、雰囲気はそのままに、反応染料での糸染めを開発、商品に発展させました。
墨色は、硫化染料を採用しています。

 

この生地と出逢ったことで、
・家で洗濯ができる
・シルクなのにアイロンがかけられる

高級な質感を持つ、取扱いが簡単な着物が生まれました。


この着物で、もっともっと和装ライフを楽しんでいただけますことを、心より願っております。