着物について
~「逆転の発想」から生まれた これからの和服~
児島のデニムは、長い時間をかけ、日本の風土に合った、
日本人の体になじむ織物に、常に進化し続けてきました。
その中で生まれた「シルクデニム」
その生地を使った「シルクデニム着物」
![倉敷 | 児島 | kojimaobi | 児島帯 | 着物 | kimono | シルクデニム | 七彩染 | 岡山デニム](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/040A3242_600x600.jpg?v=1675501458)
デニム、と聞きますと、
「綿100%・分厚い・色落ちする」といった、
ワーキングウエアとしてのイメージでしょうか。
「綿100%・分厚い・色落ちする」といった、
ワーキングウエアとしてのイメージでしょうか。
でも、このシルクデニムは、
今までのデニムのイメージを、一新するものです。
タテ糸は、極細の綿糸を3本撚り合わせ、
ヨコ糸は、選び抜いた絹糸でできています。
ヨコ糸は、選び抜いた絹糸でできています。
綿の丈夫さと、絹の柔らかさを兼ねそなえ、
光沢は、絹100%と見まちがうほど。
私はこのシルクデニムは、
「もっとも和装に合うデニム」だと思っています。
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シルクデニム着物の特徴(一)
文様をプラスできる
まずは、
シルクデニム生地の光沢や、質感を楽しんでいだだくため、
「無地の着物」としてのお仕立てを、
おススメします。
「無地の着物」としてのお仕立てを、
おススメします。
しばらく「無地の着物」を楽しんだあと、
「気分を一新して着たい」
「フォーマル感あるデニム着物に」
「パワーを感じる柄に」
「伝統工芸士による 七彩染(しちさいぞめ)」や、
「書家・麗光(れいこう)の金銀墨文字文様」を、
「書家・麗光(れいこう)の金銀墨文字文様」を、
着物に施すのは、いかがでしょうか。
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「七彩染」や「金銀墨文字」入りの着物つくりかたは、
まず、ご自身に合ったサイズに
着物を仕立てます。
着物を仕立てます。
そのあと、ご要望に沿ったデザインや文字を、
丁寧に施します。
丁寧に施します。
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つまり
文様は
「あとから」
「好きな場所へ」
「好きなように」
描き入れることができます。
ここで、ふと、疑問が湧いたかたもいらっしゃるかと思います。
一般的な着物は、どうやって柄をつけているの?
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/010_480x480.jpg?v=1717832535)
一般的に
着物づくりは、
まずデザインを決めて、
色柄の入った生地を織り、
それを着物に仕立てます。
まずデザインを決めて、
色柄の入った生地を織り、
それを着物に仕立てます。
ですが
このシルクデニム着物は、
仕立て上がった着物に、
あとから染めをプラス、するのです。
あとから染めをプラス、するのです。
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全体に柄を散らして「小紋」に、
流れるような絵羽柄にして「訪問着」に、
流れるような絵羽柄にして「訪問着」に、
着物の格も自在に、
あなただけのオリジナル着物をつくることができます。
あなただけのオリジナル着物をつくることができます。
ユーズドの着物でも、もちろんOK。
いつでも
お好きなタイミングで、
ご相談ください。
金銀の顔料だけを使い、
品良く、美しく、染め上がった着物。
品良く、美しく、染め上がった着物。
あなただけの
オリジナル着物に
ゆっくり育ててください。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/040A3782_480x480.jpg?v=1675509798)
弊社のシルクデニム着物は、
「七彩染め」はすべて「宇宙-sora-」をイメージして、
デザインしています。
なぜ、和柄ではないのか?
それには、デザイナーのある想いがあります。
環境、紛争・戦争、貧困など、
世界にはまだまだ問題が山積みです。
世界にはまだまだ問題が山積みです。
地球規模で共に考えなければ、人類の未来はありません。
だから、和柄・洋柄ではなく、
【宇宙-sora-】という世界共通のものをデザインすることで、
この世界が平和で、心豊かに暮らせる場になって欲しい、
と、着物に願いを託しました。
【宇宙-sora-】という世界共通のものをデザインすることで、
この世界が平和で、心豊かに暮らせる場になって欲しい、
と、着物に願いを託しました。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/FotoJet_2_1_1cd5bb70-8c52-45ff-99f3-613741f6b3f9_480x480.jpg?v=1718787630)
また、着物は、「和服」とも呼びます。
平らに折り目正しくたためる和の服。
着物は、【平和の服】です。
平らに折り目正しくたためる和の服。
着物は、【平和の服】です。
世界共通の「宇宙-sora-」をデザインした
【平和の服】を、
多くのかたに着ていただき、
誰もが安心して暮らせる世界を、
共に祈っていただければ幸いです。
【平和の服】を、
多くのかたに着ていただき、
誰もが安心して暮らせる世界を、
共に祈っていただければ幸いです。
また、「金銀墨文字」は、
書家・麗光先生とセッションしながら、
デザインしていただいています。
デザインしていただいています。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/IMG_4627_1_480x480.jpg?v=1718785991)
「日本文化を書で顕す」麗光先生は、
「書を通じて人の役に立ちたい」との思いから、
厳しい修行を続けてこられました。
ある日、
「書いている」のではなく、
「書かされている」ことに気づきます。
筆を持ち、描くものの前に立つと、
文字が降りてくる
そうして生まれる
美しい作品の数々
「七彩染」と「金銀墨文字文様」は、
二人の匠が「氣」を合わせ、
渾身の想いを込めてつくりあげています。
その名も
『七龍彩』
どこにもない
世界で唯一の着物
あなただけの一枚を、
「匠たち」と
つくってみませんか。
また、麗光先生は
オリジナルの書「ろう彩書®」をあみだし、
その美しさは
国内だけでなく、海外でもファンが多く、
広くご活躍されています。
想いを紡ぎ
新たな価値を与え
伝統を未来へ繋げる
麗光先生や私たちの
大きな野望であり
願いです。
シルクデニム着物の特徴(二)
同じ生地で「片身替わり」の着物に
シルクデニム生地は、「先染め」の糸で織るので、
織りあがったとき、表と裏の色が違います。
織りあがったとき、表と裏の色が違います。
ですが、良質な糸を使用しているため、
織りムラがほとんどなく、
裏面も、表面に負けない充分な光沢があり、
両面使うことができます。
織りムラがほとんどなく、
裏面も、表面に負けない充分な光沢があり、
両面使うことができます。
その特徴を活かし、
弊社では、ツートーン着物をおつくりしています。
弊社では、ツートーン着物をおつくりしています。
いわゆる「片身替わり」です。
![倉敷 | 児島 | kojimaobi | 児島帯 | 着物 | kimono | シルクデニム | 片身替わり | 岡山デニム](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/040A2219_600x600.jpg?v=1675506297)
例えば、着物用の反物を使って、
ツートーン着物をつくろうと思えば、
反物は2種類必要になります。
ツートーン着物をつくろうと思えば、
反物は2種類必要になります。
生地は、半分ずつ残ってしまいます。
また、
まったく同じ生地、
例えば「色違い」などの生地が
用意できなければ、
左右、質感の違う着物が
出来てしまいます。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/DSC3802_1_480x480.jpg?v=1718787991)
ですが、シルクデニム生地は
両面使えるので、
1種類の生地、
同じ一枚の生地で
つくることができるのです
(ちょっと、SDGsかな、とも思っています(笑))。
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もっとオシャレに、オリジナリティを楽しみたい、
とのご希望もあり、着物のパーツごとに、
お好きな色を組み合わせるオーダーにも、
お応えしています。
とのご希望もあり、着物のパーツごとに、
お好きな色を組み合わせるオーダーにも、
お応えしています。
まさに、「自分だけの1枚(きもの)」をお楽しみいただけます。
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シルクデニム着物の特徴(三)
シルクなのに手洗い可
シルクは水に弱いので、絹の着物は、
ご家庭で洗うことはお勧めしません。
ご家庭で洗うことはお勧めしません。
が、このシルクデニム着物は、「手洗い」が可能です。
なぜ?
それは、織るときにしっかりと糸を打ち込んんでいて
(タテ糸とヨコ糸が、詰まっている)、さらに、
タテの綿糸が丈夫なので、ヨコ糸のシルクを縮ませないからです。
それは、織るときにしっかりと糸を打ち込んんでいて
(タテ糸とヨコ糸が、詰まっている)、さらに、
タテの綿糸が丈夫なので、ヨコ糸のシルクを縮ませないからです。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/FotoJet_17_54e8da01-638f-4a1a-bd00-513c0eccbcea_480x480.jpg?v=1694048041)
デニムは本来、ワーキングウエアです。
この特徴を、しっかりと残して製造している
(織っている)と言うことですね。
水に濡れても大丈夫、ということは
・汗にも強い・雨にも強い
ですので、雨の日の着物、にも重宝します。
ですので、お家でケアできる「振袖」もつくることができるのです。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/1105010_480x480.jpg?v=1667633918)
2022年秋、日本三大名園の一つ
、岡山後楽園にある「能舞台」で、
シルクデニム振袖をご披露させていただく機会がありました。
、岡山後楽園にある「能舞台」で、
シルクデニム振袖をご披露させていただく機会がありました。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/040A5845_60055a90-5b7b-4231-9aa4-45f993dece59_480x480.jpg?v=1675508614)
新成人の振袖とは違い、一見、地味なようにも見えますが、
少しだけ大人になった女性がまとう
少しだけ大人になった女性がまとう
無地の振袖は、
とてもエレガントで品が良いと、
大変評判でした。
大変評判でした。
しかもこれがデニム、
良質なシルクデニム生地で
出来ていると知り、
観衆の皆様の驚きは、
大変なものでした。
良質なシルクデニム生地で
出来ていると知り、
観衆の皆様の驚きは、
大変なものでした。
振袖になりますと、
児島デニムの品質の本当の良さが、
よくわかります。
児島デニムの品質の本当の良さが、
よくわかります。
ただ、再度申し上げますが、あくまでも「手洗い」をお願いします。
どんな丈夫な生地であっても、「摩擦」には弱いものなのです。
どんな丈夫な生地であっても、「摩擦」には弱いものなのです。
洗濯機でグルグルと回し、擦れてしまうと、
生地は毛羽立ち、光沢がなくなります。
「手洗い」または「押し洗い」
「脱水は20秒まで」または
「バスタオルに挟んで水分をふき取る」等の注意をして、
あとは物干しざおに、両袖を伸ばして干ししっかり風を通してください。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/040A8429_480x480.jpg?v=1675507888)
シルクデニム生地の着物の他に、
弊社では、「夏デニム着物」もつくっています。
弊社では、「夏デニム着物」もつくっています。
この夏デニム着物は、植物由来(主にユーカリ)100%の、
テンセルでできています。
テンセルは、驚くほど柔らかく、肌に優しい手触りです。
乾きが早く、夏にピッタリの素材です。
着物そのものが、究極のサスティナブルな衣装と言えますが、
天然素材で、さらに地球環境に負荷をかけない、
安心・安全な製品を生み出すことにも、
こだわりたいと思っています。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/040A8147_480x480.jpg?v=1675508067)
まだまだ奥の深い、児島デニム
今後、さらなる探求をして、
「もっと、和装に合うデニム」を見つけて行きたいと思っています。
そして、
「他にはない デニム着物 (& 帯)」を製作することで、
皆さまの和装への関心、楽しみを、
広げるお手伝いができたらと思っています。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/040A3393_480x480.jpg?v=1675509694)
~「児島」にこだわる ある想い~
私は神戸市の生まれです。
1995年の阪神淡路大震災で、実家は被災しました。
幸い、家族やご近所の皆さんは無事でした。
が、ご近所さんは次々と引越をしていかれ、
気がついた時には、
慣れ親しんだコミュニティがなくなっていました。
そのことに、とても大きな空虚感を覚えました。
ある日、ふとしたことがきっかけで、
児島が「繊維の街」と呼ばれていることを知ります。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/0919004_480x480.png?v=1667633319)
海沿いにある児島は、
約400年前からの綿花栽培にはじまり、
北前船等の物資輸送で綿を中心とした繊維産業が盛んとなり、
それが今に繋がっています。
約400年前からの綿花栽培にはじまり、
北前船等の物資輸送で綿を中心とした繊維産業が盛んとなり、
それが今に繋がっています。
長い歴史の中で発展した繊維産業で、
人と人は繋がっていました。
「そうか、産業があれば街は残るんだ」
お節介な話かもしれませんが、私は
「街を残すお手伝いがしたい」
そう思いました。
というのは。
私は阪神淡路大震災の約10ヶ月前から岡山に住んでいました。
あの激しい揺れに合わず、怖い思いをせず、
そして、そのおかげで、
家族に、食料や必需品を運ぶ、後方支援ができました。
私は「岡山に守られた」、そう思いました。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/040A3036_480x480.jpg?v=1675509537)
勝手な思い込みですがそれで私はいま、
少しでも岡山に恩返しがしたくて、
「街を残すお手伝い」をさせていただいています。
少しでも岡山に恩返しがしたくて、
「街を残すお手伝い」をさせていただいています。
今後、この先ずっと、100年後でも、
「岡山と言えば、シルクデニムの着物や、児島帯だよね」
という言葉が聞かれるような、
これが街の文化として残っていてほしい、と願っています。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0550/0914/8992/files/22690273_1078956888907560_153077128_o_480x480.jpg?v=1675486659)
そのためには、
まだまだ、皆さんに愛してもらえるものをつくる責任がある、
と思っています。
まだまだ、皆さんに愛してもらえるものをつくる責任がある、
と思っています。
着物を着たとき、姿勢が自然にスッと伸びて、
人にも自分にも丁寧な振る舞いができる
そんな人が増えることで、良い社会になる。
使って
楽しんで
街が残る
楽しんで
街が残る
そんなものをつくり続けたいと思っています。
そしていつか
「岡山を和服の産地にする」
ことが、
私の大きな夢です。