岡山県倉敷市で、9月に開催される定例議会は、別名「ジーンズ議会」と呼ばれています。
倉敷市児島特産のジーンズを広くPRし、地場産業を振興する
ことを目的とされています。
市長も「動きやすい恰好で、熱い議論をしたい」とのコメントを。
柔軟な発想、さすがでいらっしゃいますね。
現在、倉敷市の市会議員さんのうち、女性は8名。
そのうち、4名がこの度、【デニム着物&児島帯】をお召しになってくださいました。
「デニム着物でジーンズ議会へ出席しよう!」
これを、倉敷市議の新垣議員が提案されたのは、2019年。
前年の7月、西日本豪雨災害で、倉敷市は未曽有の災害に見舞われました。
さすがに、その年の9月定例議会は、「ジーンズ・・・」とはなりませんでしたが、
次の年、
「傷ついた倉敷を応援したい!」 と、女性議員さんが一致団結し、
倉敷市児島特産のデニムを使った「デニム着物」と、
こちらも児島の特産繊維、デニム・たたみべり・真田紐を使った「児島帯」で、
女性全員そろって、初日、ジーンズ議会に出席されました。
(あのとき、ちょっとしたニュースになりました(笑)。)
あれから3年。
2019年にはなかった、新しい着物も生まれています。
新垣議員のお着物は、シルクデニム着物。
「七彩染」を施し、生地の質感の良さとともに、
オリジナルの染めで、エレガントな着物に。
小郷議員のお着物は、シルクデニム生地をツートーン仕様にした、「ツートーン着物」。
おしゃれで、都会的な雰囲気。
まだまだ進化させて、
男性議員にもお召しになっていただけるような「デニム着物&児島帯」をつくり、
倉敷市の発展に、微力ながらお手伝いができたら、と思っております。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
(2022年9月)